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勉強しない高校生!やる気を引き出す6つの秘訣

  • 執筆者の写真: Morimoto
    Morimoto
  • 3月31日
  • 読了時間: 7分



高校生になって大学受験を控えているのに高校生の子供が勉強しないと悩んでいる保護者の方は少なくありません。


とにかく不安で「お子さんに勉強しなさい!」と発破をかけている親御さんも少なくないでしょう。しかし、実はその対応はお子さんが勉強しない原因の1つになっているかもしれません。


本記事では高校生のお子さんが勉強しない理由と親としてできること・やらないほうがいいことをそれぞれ解説していきます。


高校生が勉強しない7つの理由



勉強しない高校生を持つ親


高校生のお子さんが勉強しない理由は大きく分けて7つあります。それぞれ見ていきましょう。


①勉強が嫌い


そもそも勉強が嫌い・苦手意識が強いというお子さんは高校生になっても勉強しないことが多いです。


特に高校受験直後は勉強する目的を見失うので自ら勉強することは一切なくなるかもしれません。勉強に苦手意識を持つお子さんは勉強における成功体験が少なく嫌な思い出ばかりある可能性が高いです。


そのため、勉強しないことを叱るのではなく小さなことをほめてとにかく成功体験を積ませることで苦手意識を払拭できる可能性があります。


②授業や周りについていけない


進学校に入学した子に多いのが、授業や周りについていけずにやる気を失ってしまうパターンです。高校からは学習する内容が増えるとともに難しくなります。


本人の頑張りが足りないと責めるのではなく最適なサポートをすることが大切になります。

勉強の遅れを取り戻しやる気を出させるためにも個別指導塾への入塾などを検討してみるといいかもしれません。


③勉強に集中できる環境がない


本人の勉強のやる気があっても勉強に集中できる環境がないということも考えられます。

高校生は非常に多感な時期でラインの音やテレビの音・生活音が気になって勉強する気が起きない可能性もあります。


環境が原因の場合はまず、原因をしっかりと突き止めてそのうえで対策を練ることがおすすめです。また、大手予備校には大きな自習室などがあるためそうしたところを利用することも検討してみましょう。


④強制されるのが嫌


「勉強しなさい」「テストで赤点とったらどうするの?」など強制されるのが嫌で勉強する気が起きないという高校生もいます。


勉強するうえで大事なのは本人がモチベーションをもって目標に向かって努力することです。やる気がないのに勉強させるとどうしても身が入らず成績が上がらないという場合も考えられます。


ですので、まずはお子さんに対して勉強を強制するのではなく見守りサポートすることに徹しましょう。


⑤勉強する意味がわからない


将来、学歴に関係ない職に就きたい場合や将来の目標が特にない場合などは勉強する理由が見つからず勉強に身が入らないということもあります。


保護者はこれまでの経験から勉強する意味がある程度わかっているかもしれませんが、それを高校生に理解してもらうのは大変です。


お子さんと対話する機会をつくり、相手の考えをしっかりと受け入れつつ勉強する意味を地道に説得しましょう。


⑥勉強より優先したことがある


特に体育会系の部活に打ち込んでいる場合は疲れて勉強する気がでない、または勉強よりも部活が優先という高校生も多いです。


こうした子は部活引退後に猛烈なスピードで成績を上げる傾向が強いですが、普段から勉強する習慣がついていること・多少の学力を備えていることが前提としてあります


ですので、普段からまったく勉強しない場合や赤点など成績が極端に悪い場合は関しては保護者が努力してお子さんに学習習慣をつける必要があります


基本的には1日30分でも勉強する時間をつくることがおすすめです。その際に強制するのではなく、勉強したらお小遣いをあげるなどお子さんのやる気を引き出す工夫をすることが大切です。


また、週1~2日塾に通わせることで学習習慣を身に着けてもらう方法も考えられます。


⑦燃え尽きている


高校受験で頑張りすぎてしまい入学後にまったく勉強しなくなるというのは進学校の入学した高校生によくあります。


この場合は無理に勉強を強要せずに見守るのがおすすめです。心に余裕ができて、やっと本人も将来のことを考え勉強するようになる可能性が高いです。


ただ勉強での遅れを取り戻すのは決して簡単ではないので保護者が大学受験や進路に関してしっかり情報収集してお子さんを全力でサポートする必要があります。なかなか骨が折れるとは思いますのが、お子さんを信じてみましょう。


勉強しない高校生のやる気を引き出す親の取るべき行動とは?



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高校生のお子さんのやる気を引き出すために親がとるべき行動は大きく分けて6つあります。


1つ1つ見ていきましょう。


①勉強に関して過干渉せずサポートする


高校生は多感な時期です。そのため、勉強を強制するなど過干渉すると反発を起こし逆に勉強のやる気を削いでしまうことになりかねません。


そのため、勉強に関しては塾や受験情報、学習方法の簡単なアドバイスや勉強しやすい家庭環境作りなどサポートすることに徹しましょう。


②勉強することにメリットを作る


まだ将来のことがはっきりとイメージできない高校生は漠然とした将来のために努力することは難しいです。


そのため、テストや成績に応じてお子さんのお小遣いを上げるほしいモノを買ってあげるなどモチベーションアップにつながるご褒美を用意するのがおすすめです。



③悩みや不安を聞く


高校生にもなると言動や行動が大人びてきます。しかし、まだまだ多感な時期で未熟なことも多いです。


この時期のお子さんは独り立ちしようと親を積極的に頼らなくなることも多いですが、保護者側から悩みや不安を引き出し相談にのってあげるといいでしょう。


注意すべき点として、否定的なことを言わないことが大切です。大人から見てちっぽけだと感じることでも当人にとっては重大だったりします。否定せずに寄り添う姿勢を持つようにしましょう。


④勉強ができる環境をつくる


いくら勉強のやる気があっても勉強できる環境がないとお子さんは勉強しません。自宅のリビングや自室など勉強する場所を作ることや塾や学校の自習室の利用をするなど勉強する環境づくりとそれを利用することを促しましょう。


⑤時間をおいて見守る


高校受験疲れや学校生活での悩みなど今すぐどうにかできないそんな問題を抱えている高校生も少なくありません。まずは時間をおいて見守ってみることも大切です。


⑥小さな取り組み・小さな成功をほめる


勉強に前向きになれないのは勉強に対する成功体験が少ないことが原因であることも多いです。否定的になるのではなく、「宿題をやった」「赤点を回避した」など小さな成功をほめてみましょう。


やってはいけない。子供のやる気を削ぐ親の行動



高校生の子供を持つ親が迷っている様子


勉強しない高校生の親がやってはいけないやる気の削ぐ行動があります。代表的なものは以下の4つです。


・否定的な声掛けをする

・勉強しないことに罰を与える

・高校生活に過干渉する

・進路に過干渉する


それでは1つ1つ見ていきましょう。


①否定的な声かけをする


勉強しないことへ腹をたて否定的な物言いをしたり、他人と比較しすぎたりすると自己肯定感が下がりより勉強しなくなる可能性があります。


否定的な声かけはせず、見守ること・サポートすることを第一に考えましょう。


②勉強しないことに対する罰を与える


勉強しないことに対して別を与えると反感を買ってしまい勉強をしなくなるどころが親子関係にひびが入る可能性があります。


ご褒美をつくるのはいいですが、罰を与えるのはよっぽどのことがない限りやめましょう。


③高校生活に過干渉する


高校生は自立の準備をする時期です。そのため、勉強に限らず高校生活に過干渉してしまうと鬱陶しいと思われたり、やる気を削いでしまうことにつながります。


適度な距離感を保ちつつ、高校生活をサポートしてあげましょう。


親から見て高校生の価値観が理解しにくいことも多いかと思いますが、否定的にならず


④進路に過干渉する


将来の目標というのは勉強するうえで大きなモチベーションになる要因の一つです。そのため、親が進路に過干渉しすぎると目標に対するモチベーションが削がれ、勉強をしないきっかけになってしまいます。


お子さんの意思を尊重し、助言やサポートをしても進路を強制しないことが大切です。


まとめ

高校生が勉強しない理由はさまざまですが、無理に勉強を強制するのは逆効果です。


親ができることは、環境を整え、成功体験を積ませ、適度な距離感でサポートすること。過干渉や否定的な言葉を避け、子供の自主性を尊重することが、やる気を引き出す鍵となります。


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